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相手を好きになる方法
○相手を理解する、相手に与える
パートナーシップは見えないバランスの上に成り立っています。そのため、あなたが我慢している分だけ、パートナーも同じように我慢しているものですが、自分が余裕がない分だけ、それが見えなくなってしまいます。そして、「私一人が我慢している」と“誤解”してしまいます。
そして「あなたが悪いんだから、あんたが変わりなさいよ」と主導権を相手に渡してしまうこともあります。
こうなると関係性は悪くなることはあっても良くなることは期待できず、離婚や別れを考えざるを得なくなってしまいます。それも選択肢の一つですが、前向きな気持ちでないと、自己破壊的な選択になってしまうことだって少なくありません。
●相手を理解する
相手も、なんだかんだ言いながら我慢してるのかもしれない。ここに気づくことができると、劇的といってもいいほど関係性は変化し始めます。
我慢が募ってしまえば、「私一人が・・・」の思いが強くなりすぎて、相手を理解し受け入れることが出来なくなってしまいます。いわば、心がいっぱいいっぱいで相手を受け入れるスペースがなくなってしまいます。
でも、そこで自分のその苦しさに負けてしまうのではなく、敢えて相手を理解してみよう!と踏み出すことは素晴らしいチャレンジです。それは、やがて大きな贈り物をあなたにもたらしてくれるものです。
でも、そこで最初に向き合う感情は「いやっ!そんなわけない!」という強い否定的な気持ちだと思います。実はこの強い抵抗にこそ、あなたが我慢しない関係を手に入れられる秘訣があるんです。パートナーを理解することは、同時に自分自身を理解することにもなります。
だから、そこで感じる怒り、憎しみ、恐れ、罪悪感、自信の無さ、無価値感、無力感などの感情こそ、今あなたが向き合い、手放す感情なのです。その感情の多くは、今のパートナーシップで築かれたものばかりではなく、中には遠くあなたと両親との関係から生まれたものも少なくないはずです。だから、すぐに解消されることはないかもしれませんが、このチャレンジはあなた自身を本当に成長させ、自由にさせてくれるものだと思います。
だから、それを感じることを怖れないで下さい。「そんなことしたら、旦那を殺してしまうわっ!」と感じるくらい強い怒りを感じてもいいんです。自分がそれくらい強い怒りを持つということは、同時にそれくらい相手が自分にとって必要な存在であり、大切なものであることを指し示しているのです。
頭で分かっていることと、心で感じることはまた別物です。だから、怖れずにその感情をただ感じてみましょう。もちろん誰かに話を聞いてもらうことも大切です。そうして自分の感情と向き合えた分だけ、感情は解放され、心に余裕が生まれ、パートナーを理解できるようになっていきます。
なぜ、あなたのパートナーは、あなたを我慢させるような行動をするのでしょうか。本当にそれはあなたを苦しめたいからする行為なのでしょうか。その行動に隠れたパートナーの心の痛みは何でしょうか。
このレベルまで降りていくことができると、相手が自分と同じ感情に苦しんでいることが見えてきたりします。パートナーシップでは、入り口やプロセスは違っても、お互いが同じ感情で辛い思いをしていることが非常に多いのです。お互いいい関係を創るために頑張ってるのに、それが分かり合えないのは本当に辛いことです。
●相手に与えること
相手を理解し始めると心に余裕が生まれてきます。お互いが同じ感情で苦しんでいると気付くだけでも、心は繋がりを感じてホッと一安心することすら出てきます。でも、我慢が重なって不満になると、「○○してくれない」という依存の形で現れてきます。一方、「○○してくれない」って言われる側はどんな気分でしょうか。あんまりいい気はしないはずです。
それは「要求」といって、まるで請求書を相手に突きつけているような関係になってしまいます。ですから、そこでは要求ではなく、与える姿勢が求められます。
“与える”とは、一言で言えば“相手が喜ぶことをしてあげる”ということです。自己満足ではありません。それは同時に自分自身を満たす行為でもあります。
あなたが大好きな人に花束を贈ったとしましょう。それを相手がすごく喜んでくれたとしたら、それだけであなたは満足感と充実感を手に入れられるはずです。夜、疲れたご主人をマッサージしてあげた後、スヤスヤと寝息を立て始めたとしたら、あなたはどんな気持ちになるでしょうか。
与えるとは同時に自分自身を解放してあげることでもあります。与えることで、自分がパートナーから欲しかった安心感や安らぎ、愛情や喜びを受け取れることも少なくないでしょう。
あなたが今、どんな状況であれ、パートナーに何をしてあげたら喜んでくれるかを考えてみましょう。我慢が強いとそれを考えることにも抵抗を覚えてしまいます。そういう時は、無理にあれこれ考えなくてもいいのです。少しでも余裕がある時にしか出来ないことですから。
●自分の好きなことをする
これは心に余裕を持つ方法です。
趣味を持つことってよくいわれますが、「夫が趣味」でも構いません。それならば、もっとご主人のことを好きになって、好き好きオーラをたくさん発信してあげることが大事です。
競争意識があると「惚れるが負け」と思って、相手を好きになることを怖がってしまうものです。それはせっかく見つけた大好きな“モノ”を好きにならないようにするのと同じではないでしょうか。その方がとても苦しいことだと思います。遠慮なく、大好き光線を出してあげましょう。
自分の好きなこと、したいことを見つけ、チャレンジすることは本当に自分の心を解放してくれるものです。「これやってて気持ちいいよなー!」「ここ好きだなー!居心地いいなー!」と感じる場所は、あなたの心にとってのガソリンスタンドになります。
●通信手段を手に入れる
コミュニケーションで難しいのは、お互いの言語が異なることです。「え?私も彼も日本語をしゃべってるのに?」と思うかもしれませんが、「彼の言ってる言葉の意味が分からない」とか「お前の言ってることはおかしい」とか、そういう会話になったことありませんか。
お互い日本語を使っていても、その解釈、使い方は様々です。言葉の定義も人によって異なります。その二人にとっての共通言語、すなわち、通信手段を手に入れることはとても大切なことです。
言葉を交わさなくても信頼や愛情を感じられることがあるように、何も言葉に限定してしまう必要はありません。表情や態度、セックスやケンカもコミュニケーションの一つです。
わたしのある友人夫婦はいつもケンカばかりしています。何度も別れそうになったそうです。だから、話をするといつも「こんなケンカをした」「あいつがこんなこと言ってからぶちぎれた」などの武勇伝(?)をよく聞かされます。でも、二人はとても仲が良さそうなんです。付き合い始めから知ってますけど、そんなケンカを繰り返しながらも結婚し、今は幸せそうに暮らしています。
本来ケンカというのも、信頼がなければできないものです(信頼してない相手に、ケンカするほどのパワーを使おうとは思わないものですから)。だから、二人にとってどんな形でもいいですから、お互いの意思疎通が図れる手段を見つけることが一番いいんです。これはパートナーとの共同作業であることが一番望ましいんですが、二人一緒でなければできないことではありません。
パートナーがどんな言葉を使い、どんな態度にどんな反応をし、どんな風に感情を表現するのかをあなたが見つけるだけで、半分は通信手段を手に入れたようなものです。そして、パートナーのその態度を真に受けるのではなく、その意味に沿って対応してあげること、そして、喜ばせてあげる何かを与えられたら、相手だけでなく、自分自身も満たされた気持ちになっていけます。
つまり、相手を理解し、与える行為が二人の間の通信手段となっていくわけです。
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